
4人組がもりにやってきました。「そーっと そーっと しーっ!」なんだかあやしい? どうやら、とりをねらっているようです。『ちょっとだけまいご』で大人気のクリス・ホートンの最新作。北欧を思わせる深い森を舞台に、楽しく、可愛いお話が展開します。鮮やかな色使い、グラフィックアートのような高いデザイン性など、読者の感性に訴える作風は、今作品も健在ですが、文字を最小限にとどめ、おさない子供がひとりで読むことができる絵本になっています。

読み手次第で大笑い、そして静まり返る・・そんな盛り上がりを見せる楽しい絵本です。
なんだか怪しい4人組。
どうやら鳥を捕まえようと思っているらしい。
絵本を読み進めていくうちに、この4人のひみつのさくせんはすぐにわかります。
つかまえようと静かに静かに近づくのに、ちょっと空気が読めない?一人が大きな声でハロー!とりさん!と叫びます。
この静と動のやり取りがとても面白いのです。
静かに静かに・・読み進めて、ハローとりさん!のところでびっくりするくらいの大きな声。
ここで子どもたちは面白くて笑います。
でも、静かに静かに近づく作戦は失敗だけど、以外にもハローとりさん!と大声で呼ぶ作戦に鳥たちがたくさん集まってきます。
このやりとりがとてもユニークで何度でも読み返したくなる絵本です。 (Pocketさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子10歳)
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