
宮沢賢治が最愛の妹トシの死を悼んでうたった一連の挽歌11編を、画家・遠山繁年が石版石によるリトグラフ19点で表現した画集。

表紙が見えるように図書館に飾られているのを見て、吸い込まれるような感覚になりました。
大判で、高級感のある佇まい。
「永訣の朝」ほか、宮沢賢治の数々の詩が、少し悲しげな雰囲気の美しい絵とともに語られます。
石版石による本格的なリトグラフ作品、それはそれは美しいです。
長い間眺めていたくなる本でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子13歳、男の子10歳)
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