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終戦直後の小豆島を舞台に、母のない子どもたちと、子のない母であるおとらおばさんがくりひろげる、あたたかい人間愛の物語。

母のない子と子のない母とを読んだのは小学生時代でした。当時、私は壺井栄さんの大ファンで、様々な作品を読んでいましたが、このお話はとても印象に残っています。このお話を読んだ時、とても幸福感に包まれました。これは愛というものを追求している作品だからです。あれから何十年も経ちました。けれども今、読んでもやはり熱い気持ちにさせてくれます。私はこのお話を終生、大切にしたいと思います。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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