
ムーミンママは、1冊のアルバムを広げるとゆっくりと思い出すように語り始めました。 ムーミン一家の歴史をおさめた一枚一枚の写真には 楽しいことも悲しいことも怖いことも不思議なこともつまっていて 今はただそれがとても懐かしく、心地よくママの口から語られます。
ミー、スニフ、ムーミントロール、スノークのおじょうさん、 ミムラねえさん、スナフキン、いつものムーミン谷のメンバーが ママを取り囲んで各々ママの思い出話にうっとりしています。
この絵本には、ムーミン一家の思い出が本当のアルバムのように大切に収めてあります。 アルバムの中には貴重な写真がたくさん! ムーミンパパやヨクサル(スナフキンの父)、ロッドユール(スニフの父)の独身時代や ムーミンパパとムーミンママのドラマチックな海岸での出会い、 姿が見えないニンニ、飛行オニ、トフスランとビフスランなどムーミン谷を 訪れた不思議で愉快な仲間達もちゃんと写真におさめられていますよ。 ムーミン谷の美人コンテストやフィリフヨンカの手芸クラブの様子など 見れば見るほど、ムーミン谷が気になってきます。
絵本を手掛けたのはムーミンの公認イラストレーターのパイヴィ・アレニウスさん。 温かく色鮮やかな美しいイラストに心を奪われます。 それぞれの写真のエピソードはもっと知りたくなるものばかり! ムーミンの入門書にもぴったりかもしれません。 ムーミンが好きなあの人やあの子へのギフトにもオススメです。
(富田直美 絵本ナビ編集部)

ある日、ムーミンママがとりだした、一冊のアルバム。そこには、ムーミン一家とその仲間たちの、たくさんの楽しい思い出がいっぱい! パパやママの若い頃、ムーミンとスナフキンの思い出、ミイが来たとき、島でのピクニック……。ムーミン童話おなじみのエピソードがたくさん散りばめられ、お話を知らない方でも、絵と短いエピソードで、ムーミン一家の歴史をうかがい知ることができる絵本です。 トーベ・ヤンソンの生誕100年を記念して刊行される、ムーミンヒストリーを体感できるムーミン一家のアルバム絵本。

ムーミンママがみんなに、アルバムを見せています。どの写真も楽しそう。そしてたくさんの友達も写っています。一枚一枚、ストーリーがかんじられます。やっぱりミィの写真は、おもしろいですね。写真のまわりの飾りもすてきだなと思いました。カラフルな色で、ていねいに描かれたムーミンのキャラクターたちの、にぎやかな声がきこえてきそうでした (どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子19歳)
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