
町に住む、イヌのドムくんの元に、森に住むキツネのタムくんからお手紙が届きました。 それは、「さむい さむい ときほど あつくなるもの なんだ?」という、「なぞなぞおてがみ」。 ドムくんは部屋の中を探して、寒い日にいっぱい燃やして熱くなる「ストーブ」が答えだと思いました。 なぞなぞの答えをタムくんに伝えるため、森に出かけるドムくん。 でも、森へ行く途中にも、寒いときほど飲みたくなる「あつあつスープ」や、 寒いときに履いて温かくなる「ぶあついくつした」など、いろんな「さむいときほど あつくなるもの」に出会ってしまいます。 タムくんの「なぞなぞおてがみ」の答えはストーブなのでしょうか、それとも……?
とっても素敵な「なぞなぞおてがみ」が届くことからはじまる、 心がポッとあたたかくなるストーリー。 物語が進むにつれて、どんどん増えるなぞなぞの答えに、ラストまでワクワクしながらページをめくることができます。 なぞなぞ好きなお子さんにもオススメの一冊です。
(木村春子 絵本ナビ編集部)

ドムくんのところに、森に住んでいるきつねのタムくんから手紙が届きました。なぞなぞの答えを見つけて、タムくんの住む森へと歩いて行きます。「おーいタムくん、ぼくできたよ」。……さあ、なぞなぞのおてがみの答えはいったいなんでしょうか?ドムくんの気持ちと、タムくんの笑顔できっと気持ちがぽかぽかになります。

ある冬の日、犬のドムくんのところに手紙が一枚届きました。
「さむいさむい ときほど あつくなるもの なんだ?
わかったら ぼくんち あそびに おいで。
もりのタムより」
きつねのタムくんからの、なぞなぞお手紙です。
答えが分かったドムくんは、さっそくタムくんの家に向かいます。
タムくんの家に向かう道々でも答えをいくつも見つけたドムくんは、自信満々でタムくんの家に着きました。
でも、答えは違っていたのです。
楽しいなぞなぞ絵本です。
多くのページに温かな煙があって、青色を基調とした寒い冬の絵の中に、熱さを感じます。
そのため寒い中での熱さのありがたみを思い出して、温かな気持ちになりました。
また、絵本を読み進めているうちにドムくんの導き出した答えしかないような気持ちになっているので、最後のどんでん返しをとてもおもしろく感じました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子19歳)
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