
さるのお母さんがうたいます。 「いいこ ねんね いいこ ねんね」
いぬの父さんも、ねこの母さんもうたいます。 「いいこ ねんね いいこ ねんね」
すると子どもたちは、みんな甘えながらすやすや眠ります。 なんて幸せそうな顔をしているのでしょう。
今度はぼくの番。 ぼくにも、母さんがうたってくれます。 「いいこ ねんね いいこ ねんね」 大好きな母さん、夢の中でも一緒。ぼくが寝ている間も一緒・・・。
ほらほら、安心してすっかり眠っちゃったよ。 この寝顔が見られるから、父さんも母さんもがんばれるんだよね。
うたっているような文章が耳に心地よいおやすみ絵本。 繰り返しのリズムが優しい眠りを誘ってくれます。
「子どもたちが安心して眠ることができる」 簡単なようだけど、一番大切なこと。 子どもたちの気持ちよさそうな顔を見ながら、かみしめたいと思います。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

「さるの母さん歌います。いいこ、ねんね。いいこ、ねんね」ゆっくりとページをめくると、「すやすや、すやや。すやすや、すやや」…母さんに抱かれて、子ザルはすっかり安心して眠っています。そしてまたゆっくりぺーじをめくるとこんどは子イヌ。「いいこ、ねんね。いいこ、ねんね」と歌うお父さんに「くうくう、くーん。くうくう、くーん」とピッタリくっついて、安心しきって眠ります。リズミカルで心地よい、やさしい歌に抱かれて、ぐっすりと、安心して眠れることのできるしあわせを描いた、あかちゃん絵本です。

タイトルのいいこねんね♪は子守唄なんでしょうね。おさるの赤ちゃんやこいぬ、こねこがお母さんに甘える姿がとても愛らしいです。男の子も夢の中でも大好きなママに会えて幸せなお話でした。最後の『ぼくがねむってもうたってね』の言葉が本当の子どもの気持ちなんだろうなと思います。あったかい優しい気持ちなれるおやすみ絵本でした。 (☆うさこ☆さん 30代・ママ 男の子0歳)
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