ぼくのでんしゃ

ぼくのでんしゃ

  • 絵本
作: 武市 八十雄
絵: 谷内 こうた
出版社: 至光社 至光社の特集ページがあります!
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作品情報

ベストレビュー

何度も読みたくなる

『きょうから まちの でんしゃが なくなるって それ ほんとう』

なんて素敵な始まりなんでしょう!
静かで優しい響きの中に、男の子の動揺がしっかりと表れています。
この一文だけですっかり魅了されてしまいました。

『わたれ わたれ みるくの かわを』

全ての文章が、心地よい。
それと同様に、全ての絵が、かわいらしく、目に優しい。
一枚めくるたびにこの本のとりこになっていく自分がいました。

『かったん こっとん かったん こっとん』
『せんろは ぴあの なんど きいても すきな おと』

洗練された詩のような、独特な雰囲気が漂う作品です。

やがて男の子はトンネルの向こうで女の子と出会い、二人は星へ。
星では電車は古くならず、いつも一緒に遊べるんですね。

愛する人との永遠のお別れを一冊の美しい絵本に仕立てたような、
不思議な温かみのある作品です。

1才5ヶ月の息子には明らかに早いのですが、電車好きなので、線路を指でなぞったり、一番星見つけた、二番星見つけた・・・の所で一緒に口ずさんだりしています。

古い本です。
裏表紙に、国際版絵本 1969〜70 とあります。
監修はカトリック教育協議会、監修者に外国人神父の名前もありますので、キリスト教的な世界感なのでしょうか。
私は宗教には無縁ですが、とても惹かれます。

「お母さん、この本すごく好き!気に入った」と言って、息子が聞いていようがいまいが、何度も開いて読んでしまいます。
(それって、大人向けということなのかしら?)

購入したいけれど、残念ながら今は販売されていないようです。
復刊を望みます。
(にゃごにゃご隊長さん 30代・ママ 男の子1歳)

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