
ねこほどの大きさのくろてんは、小さな頭と細長いからだをしています。くろいからだは、冬には目立たない明るい色にかわります。うさぎやももんがなどの獲物を探しますが、捕まえることができません。その時ふくろうがおそいかかってきました。なんとか逃げ出したくろてんは、やっとネズミを捕まえますが…。

“くろてん”って愛称かと思ったら、なんと本名!
イタチ科テン属に属する、くろてん(黒貂)という名前の生き物でした。
脚色などはなく、自然のままに描かれているシリーズで、このくろてんも食べる側であり、食べられる側でもあるってことが、よくわかります。
素朴な版画絵もとても素敵で、自然のぬくもりのようなものが伝わってきます。
とてもいいシリーズです! (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子9歳)
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