
クリスマス・イブの晩に、ひとりのおばあさんが雪の中でたおれています。たきぎと食料を買うためのわずかなお金を、バイクに乗ったひったくりに奪われてしまったのです。それは、奇跡がおこる特別な夜。正しい行いをした者に救いの手がさしのべられ、すばらしい贈り物がとどく、聖なる夜です。しんしんと降る雪の中、おばあさんを助けにあらわれたのは、教会にまつられている人形の聖人たちでした。

文字のない、絵だけで語られるクリスマスのお話です。
雪の降る寒い日、蓄えの無い老婆が、大切なアコーディオンを売ってお金を得ます。
しかし、そのお金も取られてしまって…
ドキドキしながら読みましたが、ラストには素敵な奇跡が。
日本の「かさじぞう」のようなお話でしょうか。
リアルだけれど、どこかユーモアもあるイラストで、とても良かったです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
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