
旧約聖書のなかでもよく知られているお話「バベルの塔」を絵本ならではの表現で描いた1冊。 空に届く塔をつくり、神さまのようになろうとした王さま。神さまの怒りによって塔は崩され、それまでひとつだった言葉がさまざまな言葉になり人々はばらばらになってしまう。人間の傲慢さが招いたものとは…。 旧約聖書の時代から、今なお人間がくりかえす過ちと、再生への小さな道すじ。現代にもつながる天からの声を、今を生きるこどもたち、そして大人たちに贈ります。待望の復刊。 <佐久間彪神父の解説付き>

キリスト教圏の方の作品かと思いました。
旧約聖書の「バベルの塔」を題材に、子ども向けに作られたようです。
神をも畏れぬ人間の行為に、天は人間界を言葉によって分裂させてしまいました。
家庭の中にキリスト教・ユダヤ教が信仰としてあれば、子どもへの宗教教育になる作品だと思います。
宗教を別に考えても、昔話として子どもに興味を持ってもらえる作品だと思います。
王様や塔を作る作業をする人々の服装からオリエント地方の雰囲気が出ていると思います。
雲の上までそびえたつ塔の全景も迫力がありました。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子17歳)
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