
奇想天外なユーモアあふれ、不思議な幻想の世界も描く。また知性と少女性をもあわせもつ児童文学作家、高楼方子の珠玉のエッセイ。旅先で、日々の暮らしで、本や映画のなかで出会った印象深い〈おばあさん〉たち。 拠りどころに、遠い日の光景や様々な思いをユニークな視点で綴る。深く心に沁み入るものや、思わず笑える話もあり、短編集を読むようなおもしろさ。出てくる本や映画は、ぜひ読みたくなったり観たくなる、世界が広がるエッセイ集です。偕成社ホームページで2012年から2年にわたり連載したものの単行本化。

いろいろなおばあさんに視点をあてたエッセイです。
おばあさん好きな作者なのか変わったところに目を付けますね。言われてみると高楼方子さんの作品っておじいさんよりもおばあさんのほうが多いかも。
本や映画のおばあさん、身内のおばあさん等々。
個人的には本や映画のおばあさんについてより(出てきた作品に興味は持ちましたが)、高楼さんが会ったリアルなおばあさんたちのエピソードのほうが好きかな。あ、でも雑誌で見た一枚のおばあさんの写真から想像を膨らますエピソードは好きです。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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