金色のたてがみを持つ金ライオンは、一国の王になりたかった。 自分こそが王にふさわしいと思っていた。 ところが、街はずれに住む優しい銀のライオンが 「次の王様候補」と噂に聞く。 そこで金のライオンはとんでもないことを始めた――。 登場するのは動物ばかり。人間はひとりも出てきません。 けれど1ページ目はこの言葉から始まります。 「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」
全国学校図書館協議会選定図書(小学校高学年・中学生向け)。 大人向けとしても好評です。
ビジネス書を読んでいたら、この絵本を推薦したので読んでみました。
大人向きと捉える向きもあるかと思いますが、小学生〜大人までを対象に網羅している現代版のグリム童話といった類の絵本だと思います。
スケールが大きく、示唆に富んでいるので、どの年代でも考えさせられる内容でした。
林 木林さんと庄野 ナオコさんのペアの作品のシリーズ化に大いに期待したいと思います。 (ジュンイチさん 50代・パパ )
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