
太陽がしずみ、あたりがまっくらになるまでのひととき、空の青色はだんだんと深まっていきます。水色から濃紺へうつりゆく空のしたでは、アオカケスやコバルトガエル、ナガスクジラなど、さまざまな青い生き物たちが夜をむかえる準備中です。ながめていると心がしんとおだやかになる、とくべつな「時」を味わう美しい絵本。

黄昏時の、青が次第に漆黒に変わっていく微妙な時間に、棲息している生き物たちを描きながら、青の深みを表している絵本です。
表紙の裏に、様々な青の説明がありますが、それを組み合わせて、青一色でありながら、仄かな使い分けで、絵がしっとりしていることが素晴らしいと思いました。
絵を描くのが好きな子にお薦めの絵本です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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