びるびるびるびる、むるむるむるむる。
ここはけものみち、だれでもとおっていいところ。
虫が這い、鳥が飛び、獣が走り、岩が転がる。
舞台は人里はなれたけもの道。
けものの匂いに誘われて迷い込むと、そこにはヘビ(のようなけもの)、イノシシ(のようなけもの)、鳥(のようなけもの)、トラ(のようなけもの)たちが…カッコの意味は、一体…?
ミロコマチコの代名詞、それが動物画です。
動物の生命力を描き続けたミロコマチコが、真正面からぶつかって作る獣をテーマにした絵本。獣の気配、獣の匂い、獣の音、獣の存在感が圧倒的な迫力で描かれています。
続きを読む