
ヨーロッパ各国で人気があるオームラトモコさんの絵本。 本書は動物たちの冬支度が愛らしい「おやすみ絵本」です。
てんとうむしさんはちょこちょこ枯れ葉をあつめて、やわらかい寝床作り。 「すやんこ すやんこ おやすみなさい」
かえるさんはぴょこぴょこ葉っぱをならべて、きょうだい仲よく横になります。 「すやんこ すやんこ おやすみなさい」
りすさんも、はりねずみさんも、あたたかそうな寝床に……。 とーっても気持ちよさそうにゴロンと転がってねむっています。
「すやんこ すやんこ おやすみなさい」のやさしい響き。 さまざまなポーズでねむる動物たちのしあわせな表情。 くりかえしのリズムに揺られ、なんとも心がほかほかしてきます。
カラフルな絵本も多いオームラトモコさんですが、 本書はおちついた色味でもぱっと目をひくブルーグレーの基調色がおしゃれ。 一枚一枚の絵がひきたちます。
この絵本を読んだらあたたかいお布団にもぐりこみましょう。 眠りにつくまでのひとときをじんわり味わいましょうね。 昆虫も、動物も、みな雪がふるさむい冬は家族いっしょに寝床のなか。 みなさんも「すやんこ すやんこ おやすみなさい」。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

もりの なかでどうぶつたちがせっせと ふゆじたく。かれはを あつめたりあなを ほったり。ねどこが できたら、すやんこ すやんこおやすみなさい…。心がほんわかあたたまるベッドタイムストーリーです。

森の中の動物たちが、せっせと冬支度に忙しく働いています。動物たちが家族でくっついて眠る顔が凄く可愛いと思いました。安心しきって隣に親とか、兄弟とか一緒に眠るって幸せだなあと思いました。「すやんこ すやんこ おやすみなさい」のリズミカルな言葉の響きもほんわかした気持ちになれて心地よいです! (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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