
「おさんぽ」が好きな子にとって、春は絶好の季節。 女の子がお気に入りのワンピースを着て、新しいお靴を履いて散歩に出ます。
行ってきまーす、と元気よく出発したお外は春真っ盛り。
桜が咲いていたり、レンゲや、タンポポ、菜の花にスミレ、どの花も可憐に咲いています。 子どもが大好きなだんご虫や、ちょうちょに出会い、綿毛を飛ばしたり、風の声を聞きます。
女の子は、その小さな体で、見て触って、春を全身で感じとっています。
優しい文章と、みずみずしい水彩で描いた、人気シリーズの第4弾です。 同じ「おさんぽ」シリーズ『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『ゆきみちさんぽ』も合わせて、季節ごとに読むと、お散歩がますます楽しくなりそうです。
(福田亜紀子 元絵本編集者)

春のおさんぽで出会ったのは、たんぽぽ、ちょうちょう、やさしい風……思わず外へ出かけたくなる、季節感たっぷりのおさんぽ絵本。

かわいい女の子がさんぽしながら、春のおとずれを感じていくお話。さんぽしていると、春のいろいろなものと出あうものですね。この女の子のように、春をむかえたたくさんの生き物に私も出あいたくなりました。
それにしても、春の到来が感じられる温かい色合いの絵です。見ているだけで、心がわくわく踊ります。女の子はとってもかわいいけど、
この男の子バージョンもあっていいかな。この本を女の子が読んだときと、男の子が読んだときとでは、印象がちがうものなのかなと、疑問に思い、実際に女の子と男の子に聞いてみたくなりました。 (けいご!さん 40代・ママ 女の子20歳、男の子16歳)
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