
仲間たちといっしょに、心穏やかに暮らしていたカピバラのジョンくん。 ある日、旅するおサルさんから、とある食べ物の話を聞きます。 それは、白くて、赤くて、黄色くて、だれかと分け合って食べると、もっとしあわせになれちゃう、「夢のような食べ物」! おサルさんの話が忘れられず、いてもたってもいられなくなったジョンくんは叫びます。
「ああ、たべてみたい!」
そして、「夢のような食べ物」を探すために村をとびだしました――
細い目、のっぺりとした体、のんびりとのどかな雰囲気。 自然が作り出した生まれながらのゆるキャラ、カピバラ!
カモとたわむれ、お昼寝し、リンゴをもいで、お茶を飲む。 作者はMOE絵本屋さん大賞新人賞第1位『かもめたくはいびん』のいしいひろしさん。 せせこましい気持ちなどみるみる溶けてゆくようなカピバラ村のようすに、いしいさんのカピバラ愛を感じます……
道中に出会い、いっしょに「夢のような食べ物」を探すこととなる旅の友、ワニさん、そしてジャガーさん。 いったいどうしてそんな、いかにも強そうな肉食獣と…… あまりにデコボコすぎるトリオに、ちょっとハラハラ、でもかわいい! ウサギさんのことを「夢のような食べ物」だとかんちがいして、ワニさんやジャガーさんといっしょにウサギさんのことを不穏に見つめる、ジョンくん。あれ?カビバラって、肉食獣だったっけ?
また、「夢のような食べ物」を口にしたみんなの、とろけそうなその笑顔のしあわせそうなこと! 動物たちの見せる豊かな表情が、とってもかわいくてゆかいな一冊です。
(堀井拓馬 小説家)

カピパラのジョンくんが、「ゆめのような たべもの」を さがしにいったさきに、みつけたものは――? MOE絵本屋さん大賞新人賞第1位「かもめたくはいびん」のいしいひろしが贈る、 「ちいさなしあわせ」おすそわけ絵本。

カピバラの美味しそうな絵が気に入り、手に取りました。3歳息子、5歳娘は、さるのお話屋さんが言っていた食べ物が最初は何なのかピンとこない感じでした。途中、ワニとピューマの言葉にどきりとしながらも辿り着いたうさぎのお店。そこで出された答えの食べ物にうっとり。最後はみんなで食べる真似をして楽しみました。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子1歳)
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