ほっぺを真っ赤にしてあかちゃんがもぞもぞしています。
両手をグーの形にして、おしりを左右にうごかして……
じょうずにごろんとできるかな?
あっ、できた、できました!
「ごろん ごろん ねがえり ごろん」
と思ったら……
「ごろん かみなり どしーん」
「どしん ぞうさんが ぴゅー」
「ぴゅー くるくる」
あれれ? ねがえりの……しりとり?
ごろんごろんと転がってどこまでもいくあかちゃんのねがえりのように、「ごろん」「どしん」「ぴゅー」「くるくる」とオノマトペがつながっていくリズムが心地いい、あかちゃん絵本です。
おしりが重そうで手足もまだ細いけれど、がんばって体を動かそうとしているあかちゃん。
ママやパパに見守られ「うごきたい!」というエネルギーに身をまかせたあかちゃんのかわいいことといったら。
「あっ、ねがえりした!」とあかちゃんがはじめて自力で動くのを見たときの感動は忘れられませんよね。
「ごろん ごろん」ところがるリズムに親子で身をまかせて、絵本を楽しんでくださいね。
同時発売の『はいはい あかちゃん』もあわせてどうぞ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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