
ほっぺを真っ赤にしてあかちゃんがもぞもぞしています。 両手をグーの形にして、おしりを左右にうごかして…… じょうずにごろんとできるかな?
あっ、できた、できました! 「ごろん ごろん ねがえり ごろん」 と思ったら…… 「ごろん かみなり どしーん」 「どしん ぞうさんが ぴゅー」 「ぴゅー くるくる」
あれれ? ねがえりの……しりとり? ごろんごろんと転がってどこまでもいくあかちゃんのねがえりのように、「ごろん」「どしん」「ぴゅー」「くるくる」とオノマトペがつながっていくリズムが心地いい、あかちゃん絵本です。
おしりが重そうで手足もまだ細いけれど、がんばって体を動かそうとしているあかちゃん。 ママやパパに見守られ「うごきたい!」というエネルギーに身をまかせたあかちゃんのかわいいことといったら。 「あっ、ねがえりした!」とあかちゃんがはじめて自力で動くのを見たときの感動は忘れられませんよね。 「ごろん ごろん」ところがるリズムに親子で身をまかせて、絵本を楽しんでくださいね。
同時発売の『はいはい あかちゃん』もあわせてどうぞ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

「ルドルフとイッパイアッテナ」で知られる斉藤洋と、NHK「ワンツー!パンツー!」イラストのミスミヨシコによる赤ちゃん絵本

8か月の娘に読みました。ちょうどこの赤ちゃんと同じで、ねがえりごろんごろんばかりしています。
ことばがリズミカルに、連想ゲームのように続いていくのも楽しいし、ほぺったがぷくぷくまんまるの赤ちゃんがとってもかわいいです。おぎゃーと泣いたと思ったら、けろっとして笑ってる。うちも一緒だなと思いながら読みました。
娘の反応は上々で、一緒にあおむけに寝転がってこの本を読んであげると、声を出して足をバタバタさせてはしゃぎだします。何度読んでもそんな感じです。お気に入りのようです。まだ言葉で感想を伝えてくれる年齢ではありませんが、楽しさを全身でしめしてくれる姿を見てると私もうれしくなります。 (てつじんこさん 30代・ママ 男の子9歳、男の子6歳)
|