
ちっちゃな木は幸せでした。葉っぱは青々としげっていましたし、友だちもたくさん遊びに来てくれましたから。秋になり、ほかの木は葉っぱを落としましたが、ちっちゃな木だけは葉っぱを落としませんでした。でも、やがて……何かを手ばなすことの大切さを、やさしく語りかけてくれる絵本です。

図書館で「心にグッと来る本」ということで
借りた絵本。
大人が読むと、快適さを一旦手放し、
厳しさも知ることにより成長していく様や、
周りを見て、いつまでもひとつの事に固執せずに
成長しようと思う勇気などを描いているのだなと
思うのですが、
子どもにとっても、
季節の移り変わりによって
春には若葉がつき、夏には葉が生い茂り
秋には紅葉し、冬には枯れて葉を落とすという流れを知り
通常はどんな風に成長するのかを知ることができます。
春夏に枯れた葉をつけている木は
調子が悪く病気な木であることを
動物たちの可愛い声かけにより
学ぶことができると思います。
子どもから大人まで、
幅広く楽しめる絵本です。 (テトラ☆チェロさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子4歳)
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