
船に乗り、ミクロまで小さくなって、体の中を冒険しよう!
「体の中をめぐる絵本」というと、口から入って胃や腸を通り、出てくる……という内容のものが多い中、この絵本の特徴は、消化器系のみならず骨や筋肉、肺、心臓、皮膚、そしてなんと子宮の中の胎児まで、人体を構成するあらゆるものを網羅しているところです。
それぞれについてかなり詳しく解説されているため文字量も多く、難しい用語も多数出てきますが、大人が読んであげると子どもたちはきっと夢中になることでしょう。 「え、そうなの!」「そうだったんだ!」と新しい発見の連続で、知的好奇心をくすぐること間違いありません。
絵は、あまり生々しくならないように少しデフォルメされていますが、それでも大切な部分はしっかり正確に描写されているので、「人体図鑑」と同様に利用することも可能です。
潜水艦と宇宙船を合わせたような船にもたくさんのこだわりがあって、船のしくみも冒頭でしっかりと解説されているので、子どもたちはきっと、まずここで心をつかまれてしまいますね。
未知なる世界との出逢いとなる一冊です。
(洪愛舜 編集者・ライター)

からだを小さくして、潜水艦と宇宙船を合わせたようなカッコいい船に乗って、人体のミクロツアーに出発しよう! 人の体は不思議でいっぱい。脳内ツアー、胃ぶくろのたび、心臓めぐり、血管ツアーなど、まさにアドベンチャーワールド。 旅を楽しみながら詳しい解説を読んで人体の仕組みに迫る一冊です。

昔、ミクロの決死圏と言う映画を見て、そんな感じかな?と
思って、お試し読みで開けてみましたが、全然違ってました。
とても丁寧に、身体の各部の働きがわかるように書かれていて
教科書のようです。
絵は細かくてかなりリアルです。
ほとんどすべての体のことがわかるように書いてあってすごいです。
知らなかったことが、たくさんありました。
身体は一所懸命働いてくれています。
大切にしないと、と思いました。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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