
手おけの中で子育てをしたふくろう夫婦の物語
北国の里山でのお話しです。毎年、民家の脇にある古い桜の木のうろで、子育てをするふくろう夫婦がいました。ところが、ある年の冬、大雪が降ってその桜の木が倒れてしまいます。困った夫婦は、民家の軒先に吊された手おけを見つけ、そこを巣にします。時には雪やみぞれが吹き込み、天敵のハクビシンにも狙われるという悪条件の中、それらを乗り越えて、3羽のヒナを巣立ちに導くまでを描きます。

ふくろう夫婦が、子育てをするサクラの木が倒されていたので、
困って方々を探していたところ、窓に吊るされていた手おけをみつ
けてその中に卵を3個あたためて雛にかえしたお話でした。
優しいおじいさんだったので、ヒナが飛びたつときに、取っ手が
外れて壊れたのですが、おじいさんは、新しい手おけを窓の外に
吊るしておいてくれたのが、思いやりのある優しいおじいさんに
感動しました。ふくろうのおとうさんの家族を必死で守る優しさや
子育てが素敵だと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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