
りょうしさんの船に、ある日つばさをいためたトリが落ちてきました。ふたりはいつしか相棒に! でも、りょうしさんにはわかっていました。いつまでも一緒にいられないことを。りょうしさんは舵をきります。みなみへ……美しいイラストで描く友情の物語。

一人で魚をとりにでかけた漁師さんの船に、怪我をした鳥が落ちてきたので、包帯を巻いて手当てをしてやりました。後は治るのを待つばかりです。傷が治る間に鳥との友情が芽生え、出来ることなら一緒にいたいと思ってると思いました。そんな気持ちを隠して鳥を南の島まで送っていき、自分も子どもとおくさんの待つ家に帰ることにしました。とても優しい思いやりのある漁師さんだと思いました。家族写真の横に、額縁に入れて飾った鳥の羽が凄く印象に残っています。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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