
ふたごの魔女の、ソランとサラン。 ふたりはくらべっこが大好きです。 今日も今日とて、どちらがよりおおきなドーナツをつくれるかで、くらべっこ!
魔法を使って、あぶらをグツグツ、タネをこねこね―― こんがりおおきなドーナツがたくさんできあがりました! でも、たくさんつくりすぎてしまったふたりは、あたらしいくらべっこで勝負することに。 種目はなんと、魔法で飛ばす巨大ドーナツの輪投げ!?
クッションみたいに分厚いホットケーキがあって、背丈ほどにおおきなドーナツがあって、ああ、こんがりフカフカの、いい香りまでしてきそう…… そんなにおおきなお菓子をつくるのだって、魔法を使えばスーイスイ! たのしい魔法とおいしいお菓子、こんなにワクワクする組み合わせがあるでしょうか?
魔法でおかしづくりにいそしむ前半から、後半はおどろきのくらべっこ対決に。 魔法で海を越え、地平のかなたへとんでいくドーナツのゆくさきは――? つぎつぎと意外なものに輪を通すドーナツに、ふたりの対決もエスカレート! ドーナツをより遠くまでとばしたのはだれ? よりすごいものに輪をとおしたのはどっち?
子どもの見た夢を形にしたような、楽しくおいしい一冊です。
(堀井拓馬 小説家)

とんがり山のふたごまじょは、魔法のくらべっこがだいすき。おやつにやいた大きな大きなドーナツで、どっちが遠くまで輪投げができるかな? さてさて、ふたりの投げたドーナツはどこまでも飛んでって…。

はたこうしろうさんのイラストに惹かれて、手に取りました。
双子の魔女が、おおきなおおきなドーナツをたくさん作ります。
作っているところから、とっても楽しそう。
しかも、食べきれなかったドーナツは、遠くに投げて、象の鼻にかけたり、キリンの首にかけたり。
なんとも大胆で楽しいお話でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
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