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木登りのできないコブタはりんごが木から落ちてくるのをじっと待ちました。ついにりんごがポトーン、「やったあー!」と、喜んだのもつかの間。リンゴは岩の穴のなかにコロコロコロ。コブタは岩の穴のなかに手をのばしました。「うーん、もうちょっと もうちょっと……」「あっ!」反対にりんごを押してしまいました。そこにサルが通りかかりました。「なに、りんごがころがっちゃったって? よし、おいらにまかせな」……。

一匹のコブタが見つけたりんごの木。せっかく落ちてきたりんごが穴の奥に入ってしまい、次々とあらわれる動物たちとそのりんごを取ろうと四苦八苦します。だけどりんごはさらに穴の奥へ…。「もうちょっと、もうちょっと…」と、読み手も思わず次の展開が待ち遠しくなりますね。そして最後はみんなでハッピーエンド♪
きむらゆういちさんのかわいいストーリーに加えて、高畠純さんの描く絵がポップでカラフルなので、目で見るだけでも楽しくて幅広い年齢の子におススメできます。 (ouchijikanさん 40代・ママ )
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