
バス停で待っていると、「あっ、きたよ!」。 遠くからバスがやって来るのが見えます。 丸く切り取られたページをめくってみると…「路線バス、しゅっぱーつ!」 待っていた人達が乗り込んでいるのも見えますね。
次に登場するのは今にも出発しようとしている消防車、さらに工事中のパワーショベル、新幹線も! みんなページをめくってみると、動き出すかのよう。どうして? 答えはシンプル、ページがめくりやすく、もちやすい形になっているので、何回だってページをいったりきたり。パワーショベルは右、左に動いて土を移動させ、新幹線は目の前をあっという間に通り過ぎていきます。
ページを縦に大胆に使えば、レスキューの乗り物が大仕事をやってのけたり、家族みんなが楽しめる憧れの車が登場したり。なかなかバリエーションも豊か! 乗り物の描写も本格的です。
作者はのりもの絵本で定評のある鎌田歩さん。乗り物が大好きな子どもたちが、どんなところにワクワクするのか、関心をしめすのか、きっとわかっているのでしょうね。初めててがけられたというしかけ絵本も、長く繰り返し楽しんでもらえそうですよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

土を掘るショベルカー、かけぬける新幹線、到着したレスキューヘリ!のりもの絵本で定評のある著者、初めてのしかけ絵本!

表紙の、たくさんののりもののイラストに惹かれて手に取りました。
乗り物に乗る前、乗った後が見比べられるようになっています。
のりものが本当に魅力的に描かれています。
しかも、しかけ絵本ということろが楽しいです。
キャンピングカーまであるのも、ちょっと変わっていて、いいなと思いました。
のりもの好きの小さな子にプレゼントしても喜ばれそうな絵本です。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子13歳、男の子10歳)
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