
国で一番の腕前の、5人組の音楽隊。どこで演奏しても大評判です。ある夜、森で眠っていると木の上からトロルがやってきました。音楽が聞きたくなったトロルは5人を起こそうとしますが、一向に目を覚ましません。起こったトロルは楽器に魔法をかけてしまいます。楽器からはおかしな音しか出てこなくなり、さあ大変!音楽隊は魔法を解いてもらおうと、動物たちを集めてあることを始めました。

『THE TROLL MUSIC』が原題。
アーノルド・ローベルの奥様にによる作品です。
旅回りの音楽隊が、ある日、トロルのいたずらにより、
楽器に魔法をかけられてしまうのですね。
チューバ、トロンボーン、チェロ、トランペット、フルート。
それぞれ、動物の音色になるなんて愉快です。
もちろん、魔法を解いてもらうために知恵を働かせますが、
意外な解決策がほほえましいです。
トロルは、ヨーロッパに伝わる魔物ですが、
この作品では、意外に人間に近く、小人のような造形です。
しかも、家族持ち。
そして、奥さんに頭が上がらないのは、古今東西一緒なようで。
やや長いおはなしですが、音楽の楽しさが伝わってきます。
小学生くらいからでしょうか。 (レイラさん 50代・ママ )
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