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夜の町から夜明けの草原へ、そして洞窟探検のあとに、また 闇の夜がやってくる――デザインの魔術師・ムナーリの代表作、ついに邦訳刊行! 五感のすべてを使い楽しむ仕掛け満載の絵本。

本から何かが飛び出してきたりとか、音が鳴るとか大胆な仕掛けではありませんが、仕掛け絵本です。
物語的な意味でのストーリーはありません。
こう、次々視界に入ってくる情景をカメラが収めている。みたいな流れで作られています。
前半はネコ。後半はアリたちの動きを追って…。
時は夜から朝へそして夜へと移動します。
テキスト(文)は少なめですが、ページ数が結構あります。
美術家・グラフィックデザイナーでもあったムナーリならではの世界観がすごいです。
わたしは読んでいて、ネコからアリへと視点が変わっていくシーンが一番印象的でした。
パラフィン紙ですかね。ここで一部使われている特殊な紙。
こういう透明で裏側が透けて見えるからこその技巧がすごいです。
そして、アリたちの好奇心(エサに対して?)半端なかったです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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