
「こわれたり なくなったり しない もの? じかんが たっても だいじな もの? それって、なんだろう?」
七夕の日、あおいは一生懸命考えました。 あおいが短冊にこめた願いとは……? おばあちゃんと孫の“家族のつながり"を描いた、 珠玉の絵本。世代を超えて、深く味わえる一冊です。 七夕の行事絵本として、読み聞かせにもおすすめ。
【作者・村中李衣さんの言葉】
七夕に思い思いに記す願い事とは、その思いをずうっと 忘れずに持ち続ける、そのために心や身体を尽くすこと を惜しまないという、空に向けてのまっすぐな誓いのこ とばでもあるように思います。
生まれてからそれほど間がないちいさなひとと、この世 を離れるまでの時間がそれほどあるわけでもないおお きなひとが、歩調を合わせて「いち、にい、さん」と歩 むことは、人生がまあるく繋がっていること、そのまあ るい繋がりの中で、慈しみやいたわりが、途切れなく流 れていくということではないでしょうか。 読んでくださったみなさんが、それぞれのご家族の中で、 愛し愛される優しい関係を育ててくださいますように。

手が離せなくて、寝る前の絵本読みを主人にお願いしました。
「泣くほどではないけれど、思わず泣いてしまったわ」
と翌日テレながら教えてくれました。
気になったので、私も一人で読みました。
あおいちゃんの願い事、優しくてとてもよかったです。
対して、4歳児の息子の願い事は
「ミニカーのおもちゃがほしい」
・・・
もう、読んだ瞬間脱力しました。
サンタさんじゃないんだから。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子4歳)
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