
朝、目がさめて外を見ると、強い風がふいていた。落ち葉をけっとばしたり、風にのってとびあがったりしたいな。外にあそびにいかなくちゃ。おじいちゃんは、たこあげをしようっていうけど、たこがなかなかみつからない。外ではどんどん風が強くなってきて…? 英国で活躍するイラストレーターが、強い風の日を楽しむおじいちゃんと男の子を描いた、ちょっぴりファンタジックな絵本。

私の祖父は京都の出身で、私は少年時代、よく祖父に京都へ遊びに連れて行ってもらいました。この本はおじいさんと男の子のお話ですが、読ませて頂いて、とても感動しました。これはひじょうに優しい気持ちにさせてくれるからです。私はこの本を読んでいると、祖父との思い出が走馬灯のように甦ってきました。また風の強い日に、この本を読んでみたくなりました。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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