
あかちゃんへの語りかけは大切ってきくけれど、どうしたいいかわからない……。 そんなママやパパのための、「語りかけ絵本」シリーズ! なんと、文をそのまま読めば、しぜんと語りかける形になるように工夫されているんです。
ちっちゃくて、ピカピカで、コロコロまるくて、かわいくて—— テーマはみんな大好き、どんぐり!
こどもって、ほんとうにどんぐりが好きですよね。 どんぐりの落ちてる公園にいけば、夢中でどんぐり拾い。 帽子かぶってるのを見つけたといっては、大喜び。
家でもタンスのわきやらおもちゃ箱のなかやら、思わぬところから彼らのコレクションが発掘されたりして——
子どもを夢中にさせる、なにかしらの魔法がかかっているとしか思えない……
そんなどんぐりの、かわいらしい魅力が存分に発揮された一冊です!
やわらかなタッチで描かれるのは、まだ淡く葉の色を残したどんぐりや、すっかり秋色に染まったどんぐり。 ああ、質感までリアルないろんなどんぐりをみていると、なんだか指の腹に、あのツヤツヤとした感触までよみがえってくるようです。 ラストに現れる山盛りどんぐりのページは、どんぐりの魔法でおとなまでワクワク!? お子さんといっしょに、おきにいりにのどんぐりを探してみてください!
コロン、や、ポン!といった、ゆかいで元気なオノマトペ(擬音語)もいっぱいで、声に出して読んでいると、読んであげる側もたのしくなってきてしまいます。
巻末には、読み聞かせやスキンシップのポイントものっていて、はじめての絵本にぴったりの一冊! さあ、親子でなかよくスキンシップ、しちゃいましょう!
(堀井拓馬 小説家)

「語りかけしたいけど…どうはじめたらいいの?」 「絵本を読んであげたいけど…どれから読めばいいの?」 という、育児にがんばるママパパを応援するためにつくられた絵本です。 「どんぐり」と読みながら、体をそっとゆらしてあげると、あかちゃんはとってもうれしそう! ぜひ親子ですてきな時間を過ごしてください! ※巻末に、読んであげるときの「ちょこっとヒント」もまとめました。

赤ちゃんにも見やすいようなシンプルなイラストの構成、短い語りかけ文章、どんぐりをよく感じられる絵本に思いました。
実際のどんぐりを用意しておいて、この絵本を読み終わった後に差し出してみたい!(笑)。
本の中のものを実際に手にした表情を見てみたくなる、そんな絵本にも思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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