
初めて学校へ行く日、メイはこわくて行きたくありません。ママに引きずられるように学校へ着いたのですが、ママが目を離した隙に校門の近くにある木に登ってしまいます。するとそこにやはり学校へ行きたくないお友も登ってきました。二人でおしゃべりをしていると、今後は大人の女性が登ってきたのです。その女性は今日初めて学校へ行く先生でした。さて3人はどうするのでしょう?
出版社から 『ハンナとシュガー』(2018年11月弊社刊)の著者ケイト・ベアビーが文と絵を手掛けた第2作目の絵本です。ニューヨークタイムスの日曜版書評でも評判になっております。
翻訳は前作に引き続き絵本読み聞かせ活動20年になる女優でエッセイストの中井貴惠さんです。新学期には最適の読み聞かせ絵本です。

こんな先生が新一年生の担任になってくれたら、どんなに心強いだろう。ここまで子供の心に寄り添えるなんて、素敵だと読み聞かせている私が感動してしまった。とても分かりやすく、子供に寄り添う方法が描かれている。「学校へ行きたくない」と大人が言っていることが、子供には印象に残ったようだ。みんなで木に登って話している様がとても自由。一方で、子供は「ちゃんと学校に行けていている自分」に自信を得た様だ。 (だっこらっこさん 40代・ママ 女の子6歳)
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