
とりこわし工事の現場に大きな音がひびく!
安全服にブーツ、ヘルメットを身につけて、用意万端。さあ、いよいよ大きな重機で建物をとりこわします。建物がくずれるときは、びっくりするほど大きな音! やがてたくさんの資材がはこびだされて……がらんと空いたその場所に、さあ、なにができるのかな? シンプルなイラストと音で、とりこわし工事を描いた絵本。翻訳者は打楽器奏者です。力強いオノマトペで表現した工事音が、絵本いっぱいにひびきわたります。

同じ作者さんの作品『たてる』がとても良かったので、こちらも読みたいと思いました。
たくさんオノマトペで工事現場の音を大胆に表現していて、臨場感ある作品です。
『たてる』で出来上がったのは私の大好きな場所だったのでウキウキしましたが、こちらではどうなるんだろうとドキドキして読み進めました。でもラストにはとても素敵な空間になっていたので、とてもうれしかったです。
『たてる』と『こわす』は対になるような絵本なので、両方並べて読むのも楽しいと思います。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
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