
キリシタン大名として知られる大友宗麟は、豊後・肥後・筑後を治める名門守護大名の家に生まれました。現状に甘んじない宗麟は、九州統一の野望を胸にさらに他国を攻め、ついには豊前・筑前・筑後を加えた北九州六か国(現在の福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県)を支配する大大名となります。そんな宗麟がフランシスコ・ザビエルと出会い、次第に彼が日本に伝えたキリスト教に救いを求めるようになり、九州にキリシタン王国をつくろうと夢見るようになったことから、運命の歯車は狂っていくのですが──。 実力派漫画家・かわのいちろうが、学習まんがとして歴史的事実を踏まえながら、母との別れ、父との軋轢、名門跡取りの重圧、キリスト教にひかれていく心…を熱いドラマとして描きます。宗麟に忠節を誓って戦う、立花道雪・高橋紹運・立花宗茂ら名武将たちの活躍も見どころです。 表紙の背景に描かれているのは、日本で最初の大砲と言われる「フランキ砲」。この大砲をいち早く取り入れ、城を守るため使ったのが、外ならぬ宗麟です。

キリシタン大名でもある大友宗麒の人物伝です。
日本の歴史に疎い私は、この本を見るまで、この方を知りませんでした。
人物伝、新しい発見を感じたり、その人物の生い立ちや生き様や立場や心情がわかり、面白いですね。
小学生にも読みやすいシリーズにも思います。
もちろん、大人にも。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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