
ベン・ブラッシェアーズさん(文)、エリザベス・バーグランドさん(絵)ともに絵本デビュー作です。お二人とも小さいお子さんをお持ちで、保育園の運動場で出会ったそうです。アーティストとして、また子育てに苦労する親として意気投合した二人。数年後にバーグランドさんが、動物の格好をしたエディのドローイングをブラッシェアーズさんに送ったことから、この絵本が生まれたそうです。現代を生きる子どもの大変さを繊細にそしてユーモラスに表現されているのは、さすが現役の子育て世代と言えそうです。子育てに忙しい大人が読んでも面白い一冊です。

学校という場でうまく生活出来ないでいる子どもたちがいるのは事実です。
その子どもたちが普段どう感じているか、周りの大人たちはどうするべきなのか、こういう家本を読むと考えさせられてしまいます。
情緒豊かに子どもの心を表現してくれている作品だと思います。
エリザベス・バーグランドさんの絵がとても繊細で細かいところまで遊び心があり、じっくり見ると楽しいです。
でも、この絵本を押しつけがましく同世代の子どもたちに読むことはしたくないです。
読んであげるなら、少し大きな子どもたち高学年から中学生・高校生かな。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子19歳)
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