
◆第25回いたばし国際絵本翻訳大賞(イタリア語部門)受賞作品◆
シックな色使いが新鮮で、ちょっぴり哲学的な絵本。 ご一緒に、あなたの「すてき」を探しませんか?
す、て、き……「すてき」って、いってた。 そんなこと、だれにも いわれたことが ありません。 いったい、なんのことでしょう。 いもむしは 森のどうぶつたちに きいてみました……
=============== ◆◇推薦の言葉◇◆ =============== あなたにとって「すてき」なこととは、どんなことでしょう。 みんなが「すてき」だと思えるものがあるのでしょうか。 みんなそれぞれ考えることが違います。 ふだん私たちがふつうによく使っている言葉の意味はとてもむずかしいのです。
あなたの「すてき」を探す旅。みつけることができるでしょうか。 とてもむずかしい旅行です。 でも、そんな旅行をすることが、「すてき」なことなのではないかと私は思います。
――金田一秀穂(日本語学者・杏林大学教授)

「素敵ってなんだろう」って言いながら、いろんな動物たちの描かれ方、いもむしを持上げた手の描き方、いもむし自身だってこんなに素敵に描かれてしまって、素敵な絵の中で「素敵」の意味を探すなんて、ちょっと贅沢。
お話は詩的で抽象的で哲学的な気がするのですが、絵が独自の答えを出しているような気がしました。
「ステキ」スイッチはいろんなところにあって、心のセンサーが反応してくれるんだよね。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
|