
いじめや虐待は犯罪です。 人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。 それは法律という社会のルールによって決められていることです。
けれど、子どもは法律を知りません。 誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。 もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。
そのためには、子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作ったのが本書です。 小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。
大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。

子供向けにわかりやすく書かれた法律の本・・ということですが、
正直、法律解説部分に関しては
かみ砕いた文になっているとはいえ、
わかりやすいか・・と問われれば、簡単にはうなづけないです。
ただ
この本の一番の肝は、
最後のパートに書かれている、
「いじめで悩んでてるきみへ」という部分なんだと思います。
そもそも著者が、いじめの被害者であり加害者でもあったということで
「当時の自分に法律の知識があれば、自分で自分を守れたかもしれない」という発想のもと書かれたものだそうで
最後のそのパートには、いじめられているときの具体的な証拠集め指南が書かれています。
きっと、この本が必要な人がいるんだと思います。
必要な人がいる限り、この本には意味があると思います。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子15歳)
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