
えっさ ほいさ おもい おいも えっさ ほいさ おもい おいも
重ーいお芋を運んでいたら……ぷっ。 だれか、おならしたのかな?
またまた、えっさほいさと運んでいたら……ぷっ、すーう。
運んでいた動物たちのひとりが、言います。 「だっておいもがすごーく重いから、ついおならが出ちゃうんだよ。おいもが重すぎるんだよ!」 すると、どこからか、めそめそ、しくしく泣き声が聞こえてきて……?
さあ、泣いていたのはだーれだ? ここはタネあかしせず読んでもらいたいところなのですが、 ヒントは、おいもがとってもチャーミングで美人な(……に見える)こと!
言葉遊びのような「おもい」「おいも」の「おもい」がわかる! 木坂涼さんのおおらかな言葉のリズムと、どうなつみさんのやさしいタッチのイラストが愛らしい。 最後は、ほくほくのお芋を食べて、みんな笑顔になります。 で、最後はやっぱり……「だれか、……した?」
収穫の秋にぴったり。 お芋を食べる幸せいっぱいの絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

みんなで大きなおいもを運んでいると、どこかからだれかの泣き声が。すると「重い重いってひどいわ」とおいもが大泣きしています。みんなびっくりして今度はだいじに運んでいくと、満足そうにおいもはうっとり。落ち葉のドレスをまとって「てんかいっぴん、ぴかぴかの、ほかほかのやきいもにしてくださいましね!」といったおいもは、あまくてほくほくのやきいもに。 リズミカルな文章に、動物のだれかがおならをするなどユーモアもたっぷり! おもいおいものおもいがわかる愉快でほくほくする絵本です。

みんなでおもーい大きなおいもを運ぶお話です。
えっさ、ほいさ、という掛け声のリズムが良く、
また、おもいおいものおもい等語呂合わせがいい文章もまじって
楽しく読み進められます。
皆で楽しく食べたり、最後はおならまで!要素が盛り沢山です。
お芋さんのキャラもよくって想像した声色にしてみたり、読み手も楽しめます。
読み終わった後は、息子と、ふかし芋がすぐには手に入らなかったので、おやつに干し芋を一緒に食べました。 (ミュさん 30代・ママ 男の子2歳)
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