○あらすじ
高い木になったりんご。ねずみくんにはとれません。
そこへとりくんがやってきて、りんごをひとつとりました。
さるくんもやってきて、りんごをひとつとりました。
ぞうくんやきりんくん、カンガルーさん、さいくんもりんごをとっていきました。
するとあしかくんがやってきて・・・。
○編集部より
ねずみくんは、とりくんのようにそらをとべません。さるくんのようにきのぼりもできません。はなもくびも長くないし、たかくとべないし、ちからもつよくありません。
あしかくんも同じです。でも、あしかくんには得意なことがありました!
そして、ふたりでなかよくりんごをとることができました。
次の展開が楽しみなページをめくる面白さ、弱いものや小さいものへのあたたかい眼差しは、なかえよしを先生と上野紀子先生の作品づくりで大切なテーマになっています。
だれにでも、その人なりの持ち味やよさがあります。それがたったひとつでも、ほかの人が持っていないものが必ずあるはずです。
ねずみくんの姿に、子どもたちが「ああ、よかった」と思うと同時に、自分にしかない何かを見つけてくれると思います。
続きを読む