
「はい、しょうちしました。」 そう言って画面に登場するのはたくさんの小人達と、「はたらく車」オールスターズ! ショベルカー、クレーン車、ブルドーザーにミキサー車・・・。 それだけで車好きっ子の心はそわそわ。何が始まるの? はたらく車総動員で、ちいさな小人たちはもくもくと働きます。すくい上げたり、運んだり、吊るしたり。かきまぜたり、ながしたり。 あれ、でもかきませているのは何だか見たことある物だぞ?ここで子ども達の胸は期待で膨らみます。 そして向かうクライマックス。 出来上がったものは思いもかけない素敵なもの!ヒントはあなたも子どもも大好きなもの。わくわくしてしまうもの。そしておたんじょうび! 乗り物絵本かな?と油断しているとちょっとたまげてしまいますよ。読めば読むほどワクワクしてくる、とっても夢のあるお話ですよね。なんてったって、子ども達にとってはトリプル(!?)の喜びがあるんですから。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

ある日ママが電話をかけました。「じゃあ、おねがいね」そのあとで、キッチンへやってきたのは…ショベルカーやブルドーザー、働く車をそろえたこびとたち! バター、小麦粉、砂糖をまぜて…さあ、何ができるのかな? 車好きの子も、お菓子好きの子も、ページのすみずみまで楽しめる絵本です!

おたすけこびというメルヘンなタイトルとあわない、黄色い重機が並ぶ表紙
もうそれだけで読む前からワクワク♪
黄色い重機は最初から最後まで多様な種類が登場するので
はたらく自動車が好きなお子さんにはもってこい、な感じです。
そして、それらを操っているのがおたすけこびと。
図面を確認する人までも描かれていて、芸が細かい。
みんなで一丸となって作っているのは・・・ケーキ!
焼きあがったケーキを方から出すシーンなんて、
どしんと重量感がある絵で 小人達のどよめく感じがよく描かれています。
普段は葉っぱの影で暮らしている様子なおたすけ小人。
「家にもきてほしいねぇ」と真剣に思う私。
「うちにもいると思う」次女。
寝ているあいだに絵本が片付いていたり
見つからなかった玩具があとで出てきたりするので、いる!と思うんだそうです(笑) (うららさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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