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京の都に、おそろしい鬼が現れました。さらわれた娘たちを救うため、知恵と勇気のある6人が立ち上がります。絵巻物などで知られる鬼退治の伝説ですが、その姿をよく見ると、敵も味方も、なんと野菜! 鬼はツノの生えたこんにゃく芋。味方の大将は、兜ではなく固い皮をかぶった竹の子。他の仲間も、金時にんじんや堀川ごぼうなどの京野菜に姿を変えています。大胆にアレンジされた「酒呑童子」の物語を、どうぞお楽しみください。

私の地元は、金太郎の伝説、大江山の鬼退治伝説があり
そのつながりで、この本を知りました。
鬼退治のお話が
疑似化された京野菜たちと、京ことばをまじえてつづられています。
祖母が京ことばだったので
話し言葉のところでは、なぜか
祖母の口ぶりが脳内再生され
とても懐かしい気持ちになりました。
オチのコンニャクイモの鬼がこんにゃくになってしまうところがツボでした。
伝統的なものを守っていきたいという気持ちが芽生えました。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子16歳)
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