
庭の洗濯物たちが、おしゃべりをしています。きのう遠足に行った男の子のズボンの楽しそうな話を聞いて、ほかの洗濯物も、遠足に行きたくなりました。そこで洗濯物たちは、風のバスに乗って山へ遠足に出かけました。楽しく遊んでいたら、いたずらカラスがやってきて、くつしたをくわえていってしまいました……。5月のさわやかな風を感じるファンタジーです。

せんたくものが風のバスに乗って、遠足に出かけるというお話。
そういえば物干し竿にぶらさがって、風にはためいているとき、「あとちょっとで飛べそう!」とがんばっているのでは?と思うときがありますね。
絵本を読んだ後、「やっぱり、どこかに行きたいのよね」という気持ちになったのは私だけでしょうか??
織茂恭子さんの色彩のはっきりとしたイラストを、娘はすごく気に入ったみたいです。
春の風にのって、どこかに行きたくなる・・そんな一冊ですよ。 (おちゃちゃさん 30代・ママ 女の子4歳)
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