
仲良く一緒に暮らしていた、赤、黄、青の三色。ある日突然、自分の色が一番だと言い始めて…。色がまざりあうことで、新しい色が生まれるという希望にあふれたストーリーです。自分とちがうものを受け入れることで、新しい発見や誕生がある、という共生の大切さを描いており、子どもから大人まで、さまざまな読み取り方ができる作品です。大人気コミックエッセイ『ダーリンは外国人』でおなじみの漫画家、初の翻訳絵本。イギリスの子どもたちが選ぶ「子どもの本」の賞、2019年「チルドレンズ・ブック賞」の大賞受賞作!

『MIXED』が原題。
混色をテーマにした作品かと思ったら、意外に奥深いものに気づけるように感じました。
あか、きいろ、あおの三つのいろたちがいて、
それぞれ個性的で、対立したり、心を通わせたりして、
まっざっちゃうお話です。
混色を新しい子どもの誕生とした点が新鮮です。
しかも、混ざることで生まれた新しい可能性が素敵です。
そう、違うことって、新しいことの発見でもあるのですね。
この視点、大切にしたいです。
違うことって、違和感やネガティブ視点でとらえてしまいがちですが、
ポジティブの視点で考えれば、素敵です。
多様性をふんわり肯定してくれる作品だと思います。
完璧じゃないけど、最高、という感覚に共感しました。
小学生くらいから、大人まで、しっかり読み取ってほしいです。 (レイラさん 50代・ママ )
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