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妹が生まれてから、手伝いを頼まれてばかりのあっくん。その日も父さんに弁当を届けるよう頼まれ、桜の枝を折ったり、猫に石をぶつけたりと、イライラしながら「デコやしき」へ向かいました。薄暗い工房の中に入ると、デコと呼ばれる張り子人形の目が怪しく光り出し、どこからともなく歌声が聞こえてきました・・・・・・。三春町に実在する民芸品工房「デコやしき」を舞台にした、被災地・福島への想いが込められた一冊。

本屋さんの新刊コーナーで見つけました。
ももと梅と桜が同時にさく、福島の三春町のお話です。
デコやしきとは、和紙の張り子人形(デコ)を作る工房のこと。
妹が生まれ、手伝いばかりさせられてイライラしていた男の子が、ピンチを乗り越え、成長するお話。
男の子の、ラストの頼もしい姿に、清々しい気持ちになりました。
たくさん描かれていたピンクのお花がどれも綺麗で、春らしい気分を味わえ、良かったです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子12歳、男の子10歳)
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