
壁ぬり職人アンジェロじいさんのしごとは、古い教会の壁をぬりかえ、古びた彫刻に新しい命をふきこむこと。ある日、仕事中によわったハトを見つけたアンジェロは、しかたなく家につれてかえり、手当てをした。はじめはぶつぶつ文句をいっていたのに、しだいに看病にうちこむようになり、やがてハトとアンジェロは大の仲良しになって……。 別れをつげる最後の瞬間まで相手を思いやるアンジェロじいさんの死を、さわやかに感動的にえがく。コルデコット賞受賞作家がえがく、心あたたまる物語。

数か月前に読み、どんなお話だったかは
あまり覚えていないのですが、
それでも、絵がとても印象に残っています。
特に職人気質で
甘ったるい愛情を示すわけではないけれど
世話をし、仕事に打ち込むアンジェロと
孤独なアンジェロに付き添うハト。
合間にアクロバティックな職人芸も見え、
子どもと一緒に驚き、
最後には少し悲しい結末でしたが
でもハトのために残された愛ある作品には
あたたかい気持ちにさせられました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子4歳)
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