
犬と人間の家族の泣き笑いの物語!ひとはぼくを「グスリ」とよぶんや。パンウリというおかあちゃんから4ばんめにうまれたんが、ぼくや。おっぱいからはなれたときに、ここにやってきた。おとうちゃん、おばあちゃん、ドンドン、近所に住むたくさんのきょうだいとグスリは今日も全力でつながります。『あめだま』のグスリとドンドン、ちいさい頃のおはなし。

『あめだま』でドンドン少年に寄り添っていた飼い犬グスリが語るエピソードです。
もちろん伴走するのは、長谷川義史さんの軽快な関西弁訳です。
なんと、ドンドン少年との出会いまでさかのぼります。
子犬のグスリが何ともかわいい姿です。
そして、『あめだま』では亡くなったおばあちゃんでしたが、
そのおばあちゃんも存命。
グスリのお母ちゃん犬パンウリの存在感もすごいです。
生々しいほどの造形と表情、アングルがドラマティック。
お母ちゃんよりもドンドンに走り寄るグスリ。
その絆が伝わってきます。
食べ過ぎエピソードは、飼い犬あるあるでしょうか。
ラストの光景は何とも素敵です。
小学生くらいから、高度ですが読み取ってほしいです。 (レイラさん 50代・ママ )
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