
食べものをモチーフにした木版イラストが人気の、彦坂木版工房の彦坂有紀さん、もりといずみさん。 これまでにも、パンやケーキ、スープなど、美味しい絵本をたくさん描いてきたお二人が、今回選んだのはクッキー。 温かみのある版画で描かれたどうぶつ型のクッキーは、こんがりサクサクで、あまいにおいがしてきそうです。
ページをめくるごとに、いろんなどうぶつが登場。 ひよこさーん、いぬさーん、ねこさーんと呼ぶと、 「ピヨピヨ」「ワンワン」「ニャー」 と鳴いてくれます。 思わずまねして、お返事したくなるかわいさ。 親子でかけ合いながら読むと、さらに楽しくなりますね。 鳴き声によって、さりげなく文字の形が変わっているなど、工夫されているところにもご注目。 ねこのひげや、ぞうの鼻を連想させる文字に、思わずニンマリしてしまいます。
最後はみんなでぱくっ。ぱくっ。ぱくっ。 飽きのこないシンプルクッキーは、いくらだって食べられそう。 そう、この絵本も、何度でも手にとりたくなる定番おやつみたいな存在なのです。
(出合聡美 絵本ナビライター)

木版画で食べ物を繊細に表現して人気の彦坂木版工房の彦坂有紀ともりといずみがクッキーに挑戦!かわいいどうぶつたちがこんがりと焼けたおいしそうなクッキーになりました! どうぶつたちの鳴き声も楽しく覚えられる、食べ物絵本。

いい色に焼けた美味しそうなクッキーが気になって読みました。
なんとこれ、木版画なんですね。
この絶妙な焼き色!木版画との相性がバッチリで素晴らしいです。
次々、色々な動物クッキーが出てきて、
最後はみんな集合したかとおもったら、一気に食べてごちそうさまー。
食べる真似したりしながら楽しく読みたい絵本です。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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