
気むずかしやの女の子スサンナが、野原でひろっためがねをかけると「あべこべ世界」に。出会った仲間とムーミン谷を目指します。
トーベ・ヤンソンが1977年に描いた、最後のムーミン絵本。水彩画による美しい描写を、忠実に再現した新装改訂版。
親愛なる日本の子どもたちへ―― みなさんが、この本を、気に入って楽しんでくれますようにと、願っています。わたしの国フィンランドと、日本は、地理的には、とても遠いですね。でも、おはなしの世界は、たがいにそんなに離れてはいないし、ちがっていないと思います。さあ、とびこんでください。ようこそ、わたしの絵本の世界へ! 心をこめて――トーベ

実はこの絵本のあるページの挿絵が見たくて見たくて手に取りました。
ムーミン谷へ旅するお話だからおなじみのムーミンたちはほとんど出てきません。
道中もムーミン谷とはかけ離れた険しい風景だったりします。
その、いつものムーミン物語とは対照的な要素が魅力的な絵本です。
とうとうムーミン谷へたどり着くと、そこはまるで楽園です。
そうなんです、この場面こそ私が見たくてしょうがなかった挿絵なんです。
永遠の憧れの地です! (はんなりとうふさん 30代・ママ )
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