
あの日 たくさんの星が山に降った。
1985年8月12日、群馬県御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落、520人が亡くなる史上最大の航空機事故となった。 事故で9歳の息子を亡くし、心が迷子になってしまったお母さんは、焼けただれた山の斜面にもみの木を植え、くる年もくる年も、息子に会いに山に登り続けた。 もみの木は、悲しみを聞き、悲しみに寄りそい、35年で空にとどくような高さになった…。 空の安全を願い、ひたむきにいのちと向き合いつづけた母の軌跡を、いせひでこが精魂込めて描く。

この事故は私も覚えています。
小学校低学年だった私は、家族でこの事故をテレビのニュースで見ていました。
群馬県出身ではありませんが、比較的近い地域だったので、親もこの大惨事のニュースを凝視していた風景が、今も走馬灯のように蘇ります。
今親になり、子供を失った方もいたのだと思うと、本当に改めて心が痛みます。
今年はコロナの影響で登山を諦めた方もいるでしょう。
どうか想いは届きますように。
届いていますね、きっと。
そしてもう二度とこのような事故が起こりませんように。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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