
スーパーで並んで売られているときからなかよしの、マヨネーズのマヨとケチャップのケチャ。 一緒に買ってもらえて、同じ家に行って、冷蔵庫でもなかよく隣どうしに並んでいます。 マヨは、ゆでたまごや、ポテトサラダに、 ケチャは、オムライスやアメリカンドッグにかけられて、 みんなをおいしくします。
ある日、お手伝い大好きなひろくんが、ポテトサラダにマヨをかけようとしたら、フタが落っこちて転がっていってしまいました。 ママもひろくんも探しましたが、見つかりません。 「フタがないと、ぼく どんどん かわいて おいしくなくなっちゃうよー」 マヨが叫びましたが、そのうち出てくるからと、ママはそのままマヨを冷蔵庫に戻してしまいました。
「すみっこに ある ふしぎな あなに おっこちて どこか とおい うちゅうに いっちゃったのかな」と、マヨはしょんぼり。 「よーし、 ぼくに まかせて!」とケチャが励まします。
台所でフタを探すケチャ。 「あっ これ いいかも」と持ち帰ったものは……? ケチャはマヨのフタを、見つけることができるのでしょうか…?
子どもたちも大好きなマヨネーズとケチャップが、こんなになかよしだったとは!? 小さなものを落としがちな冷蔵庫の横の奥に目を付けたのは、「にん・にん・じんのにんじんじゃ」シリーズの作者、うえだしげこさん。『れいぞうこのおくのおく』という前作もあって、ママたちもつい共感してしまうポイントがたくさん。 読み終わったら、ぜひ、冷蔵庫の横の奥を掃除してみてください。思いもよらないものが見つかるかもしれませんよ。
(絵本ナビ編集部)

冷蔵庫のお隣どうし、いつも仲良しマヨネーズのマヨと、ケチャップのケチャ。みんなのために料理をおいしくするのがぼくらの喜び。ぼくらの幸せ。ところが、ある日、お料理のお手伝いをしていたひろくんがマヨのかぶっていた赤いふたを、コロコロ コロコロ、転がしてしまって……。 どこをどう探しても、どこにも赤いふたは、見つかりません。「ぼくのふた、かくれんぼでもしているのかな?転がって見つからなくなったものって、すみっこにある不思議なあなに落っこちて、どこか遠い宇宙にいっちゃったのかな」しょんぼりするマヨをケチャが励まします。「ぼくに任せて!」さあ、ケチャはマヨの頭のふたを見つけることができるでしょうか……。姉妹絵本「れいぞうこのおくのおく」に続く最新作。思わず「それ、あるある!!」と共感してしまう絵本です。

ケチャっプとマヨネーズのお話。
なくなったマヨのふたをさがして、代わりになるものはないかと工夫をしているケチャとマヨがかわいい。
ナスのへたをかわりにのせたり、しいたけにブロッコリー。ほにゅうびんのふたとか、かなりいい線いってると思ったけれど、とにかくそんなこんななマヨとケチャのやりとりがかわいい。
平和でニコニコ笑顔がいっぱい、楽しい気持ちになるし、なんだか和みます。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳)
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