
英国の実力派作家が ひとりの少女を軸に描く、壮大な青春小説。 2018年コスタ賞受賞作。
20世紀初めの英国。 生後三日で母を亡くした女の子クラリーと、 三つ年上の兄ピーターは、 父と三人でくらしていた。 子ども嫌いの父との生活には、 温かさはなかったけれど、 コーンウォールの祖父母の家ですごす夏は、 いつだってすばらしかった。 青緑色の海に、海岸沿いの崖、 ミツバチが飛び交いヒバリが鳴く荒れ地……。 そしてなにより、笑顔のすてきな いとこのルーパートがいる。 クラリーは、いつしかルーパートに 淡い想いを抱くようになっていた。 しかし、第一次世界大戦がはじまり、 ルーパートは入隊、 平和な日常は終わりを迎えた……。
英国の実力派作家が ひとりの少女を軸に描く、壮大な青春小説。 2018年コスタ賞受賞作。
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